日本におけるシステムエンジニアの人口は増加しているが、リーダーになれる人材は不足しており、指導や補助が必要な人材が多いことが浮き彫りになっている。
EUでは、IT人材育成のために政策を打ちたてているが、日本では人材不足の対応に追われるばかりで育成にまで手が回っていないのだ。
だからこそ、システムエンジニアは、自ら成長するためにも多くの本を読もう。
ここでのおすすめ本のひとつは「はじめての設計をやり抜くための本 概念モデリングからアプリケーション、データベース、アーキテクチャの設計まで」(吉原庄三郎・著)だ。
若手エンジニアのために、システム設計を一からやり抜くための方法が丁寧に紐解かれている。
具体的で正しい手順が書かれているので、早い段階で読んでおきたい内容である。
次は、Webシステムを利用した基幹業務系システムに焦点を当てた本「システム設計の謎を解く 強いSEになるための、機能設計/入出力設計の極意」(高安厚思・著)。
作業手順を示しながら具体的な解説がされており、前後の流れも組み込んでいるため体系的に理解できるだろう。
新人はもちろんベテランでも読めば仕事の見直しに役立つだろう。
そして次はソフトウェア開発プロジェクトにおける案件定義について書かれている「はじめよう! 要件定義 ―ビギナーからベテランまで」(羽生章洋・著)だ。
顧客のために行うソフトウェア開発の成功には、案件定義が重要だ。
この本ではUI、機能、データの3本の柱を軸にした工程が解りやすく書かれている。
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